#FenderNews / 時代背景が反映されたフェンダーカラー

時代背景が反映されたフェンダーカラー

color

日本製フェンダーが今年で生誕35周年を迎えます。手に取りやすい価格と、その品質の高さから、日本のみならず海外のアーティストからも絶大な支持を得てきた日本製フェンダーから、新シリーズ「MADE IN JAPAN TRADITIONAL」が発売されました。カスタムショップにおけるマスタービルダー、クリス・フレミングを迎えて徹底的な品質向上を図りつつ、ロゴの書体やデカールの貼り方に至るまでヴィンテージのフェンダーを再現した本シリーズ。その魅力に迫るべく、3回に渡りフェンダーにまつわるトリビアを紹介します。最終回は“カラー”について。

フェンダーには1960年より“カスタムカラーチャート”が存在し、エキストラコストを支払うことで注文が可能でした。また、カスタムカラーチャートはクルマの外装色に感化されて作成されていたことから、時代背景や流行と密接な関係にあると言えます。MADE IN JAPAN TRADITIONALにおいても、トリノレッド/キャンディブルー/フラミンゴピンク/タバコバースト/アークティックホワイト/キャンディタンジェリン/カリフォルニアブルーといった7色のニューカラーが登場。ここでは、フェンダーを代表するカラーを紐解いていきましょう。


ペイズリー

ヒッピー文化が興隆していた1960年代の象徴とも言えるペイズリー。ペイズリー柄自体は、19世紀のイギリス・ペイズリー市でこの柄の繊物が大量生産されたことから名付けられました。ペイズリー柄のテレキャスターは1968~69年のわずか2年ほどしか生産されず、希少価値の高いモデルとして知られています。オリジナルモデルはペイズリー絵柄の壁紙をボディトップ/バックに貼り付け、サイドはメタリックピンクの塗装を施しています。「MADE IN JAPAN TRADITIONAL」シリーズの69 TELECASTER®では、ペイズリー柄のみならず厚めのクリアピックガード、キャビティを隠すためにフロントピックアップ付近に施されたピンク色の塗装など、細部に渡って忠実に再現しています。

color

ブルーフラワー

ペイズリー柄と同時期に生産されたブルーフラワー。1960年後期のヒッピー文化、サイケデリックムーブメントから誕生したモデルで、ペイズリーと同じく生産本数が少ないためオリジナルモデルは数百万円という高額で取り引きされています。「MADE IN JAPAN TRADITIONAL」シリーズでは69 TELECASTER®60S STRATOCASTER®に採用。ロゴは1968年に登場したモダンロゴを使用しています。

color

ソニックブルー/ダフネブルー

1960年に配布されたカスタムカラーチャートにすでに登場しており、フェンダーの中でも由緒正しきカラーと言えます。当時はデュポン社の乗用車用の塗料を使用しており、ソニックブルーは1956年型のキャデラック、ダフネブルーは1958年型のキャデラックのボディーカラーでした。ともにパステル調の水色で、ダフネブルーに比べてソニックブルーのほうがやや白い印象です。ソニックブルーは50S STRATOCASTER®60S STRATOCASTER®60S JAZZ BASS®で使用。ダフネブルーは70S STRATOCASTER®60S TELECASTER® CUSTOM60S JAGUAR®などのモデルで使用されています。

color

キャンディアップルレッド

女の子からも絶大な支持を得るキャンディアップルレッドは、1963年頃のカスタムカラーチャートに登場しました。1960年代中期に人気の高かったメタリック系カラーの代表株で、アンダーコート(下塗り)は初期と後期で異なり、初期はシルバー、後年はゴールドとなっています。「MADE IN JAPAN TRADITIONAL」シリーズでは、50S STRATOCASTER®70S TELECASTER® ASH70S MUSTANG® MATCHING HEAD60S JAZZ BASS®などのモデルで使用されています。

color

Made in Japan Traditional