#FenderNews / STEVE GADD BAND "WAY BACK HOME" Tour featuring MICHAEL LANDAU, KEVIN HAYS, JIMMY JOHNSON & WALT FOWLER

マイケル・ランドウ参加「STEVE GADD BAND "WAY BACK HOME" Tour featuring MICHAEL LANDAU, KEVIN HAYS, JIMMY JOHNSON & WALT FOWLER」レポート

12月4〜7日の4日間、東京・青山Blute Noteで開催された「STEVE GADD BAND "WAY BACK HOME" Tour featuring MICHAEL LANDAU, KEVIN HAYS, JIMMY JOHNSON & WALT FOWLER」。今回はストラトキャスターの使い手でありアイコンの一人、マイケル・ランドウにフォーカスを当てたレポートをお届けする。

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セッション・プレイヤーとして様々なアーティストと共演し、スティーヴ・ルカサーをして「世界で 5 本の指に入る」と言わしめたギタリスト、 マイケル・ランドウか12月4〜7日の4日間、東京・青山Blue Noteにてライヴを行なった。今回は、「ドラムの神様」との異名を持つスティーヴ・ガッド率いるバンドの一員としての来日。メンバーは他に、ケヴィン・ヘイズ(Key)、ジミー・ジョンソン(Ba)、ウォルト・ファウラー(Sax, Trumpet)という5人編成で、先だってガッドが "スティーヴ・ガッド・バンド” 名義でリリースしたライヴCD+DVD『ウェイ・バック・ ホーム』とほぼ同じメンツだ。

まずはキース・ジャレット作曲の「The Wind Up」から。めまぐるしい変拍子を繰り出すガッドのドラムの上で、軽々とステップを踏むようにランドゥのギターとファウラーのトランペットが絡み合う。トレンドマークのフェンダー・ストラトキャスターを抱え、ピック弾きと指弾きを細かく切り替えながら、ハンマリング・オン、プリング・オフでニュアンスを付けていくランドゥ。続く、自身のペンによる楽曲「Africa」では一転、深くリヴァーブをかけたミステリアスな音色で、得意のロングトーンを披露する。

ヘイズによる美しいグランド・ピアノを主体とした「Country」を挟み、いよいよアルバム・タイトル曲でもあるザ・クルセイダーズの名曲「Way Back Home」へ。躍動感たっぷりのセカンドライン・ビート、うねるようなジョンソンの 5 弦ベースがじわじわと熱を帯び、5分を過ぎた頃にようやくテーマが現れると、会場からはひときわ大きな歓声が上がった。

今は亡きジャズ・ピアニスト、ジョージ・デュークに捧げたファウラーの楽曲「Duke's Anthem」を経て、ファンキーな「Sly Boots」で本編終了。アンコールではランドウ作の「Blues for...」が演奏され、思いきりタメの効いたスリリングなギターソロでオーディエンスを魅了した

百戦錬磨のプレイヤーたちによる夢の競演に、ひたすら酔いしれる一夜だった。


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Photo by Tsuneo Koga

› インタビュー:マイケル・ランドウ × Kenスペシャル対談
› マイケル・ランドウ:https://mikelandau.com/