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フェンダーによるイノベーション:チャネル・バウンド・ネックとは?

フェンダーが開発したチャネル・バウンド・ネックが、新たなギターネックのトレンドを生み出しました。

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ギターの演奏中に指が指板(フレットボード)を行き来する時、フレットの端の引っかかりが気になることはありませんか?そんなプレイヤーにお勧めなのがバウンド・ネックです。

バインディングは、フレットボードの外側に沿って貼り付けられている細長い素材で、一般的に合成樹脂製のものが多く使われています。バインディングは、フレットボードに打ち込んだフレットの端をカバーすると同時に、装飾的な役割も果たしています。

数年前、フェンダーはバインディングをさらに進化させ、ユニークなチャネル・バウンド・ネックを開発しました。

2013年のフェンダー・セレクトシリーズに初めて採用されたチャネル・バウンド・ネックは、コンパウンド・ラディアスのフレットボードをネックに直接埋め込み、側面はネックとフレットボードとの間のギャップを除去したシームレスなデザインになっています。

このようにシームレスなデザインに仕上げるため、革新的な手法で側面にアングルを付けたネック・チャネルをフレットボードに組み込み、同時にネックとフレットボードの間のハイクオリティな共鳴も実現しています。

「フレットボードをブロック・インレイのようにネックにはめ込むことができないか、という発想から始まったのです。単なる思いつきだったのですが、それが最終的には、プラスチックの代わりに木製のバインディングが埋め込まれた美しいネックに仕上がったのです」と、フェンダーの製品担当の上席副社長ジャスティン・ノーヴェルは言います。

「バインディング付きのネックは、エッジ部分に引っかかりがあり弾きにくいことも多いでしょう。それに対してチャネル・バウンドはエッジをより曲線的に仕上げ、快適な弾き心地を実現しています。」

フェンダーには、Troy Van Leeuwen Jazzmaster®やEric Johnson Stratocaster®など、いくつかのバウンド・ネック・ギターがラインナップされています。


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