#FenderNews / 2017年のサマーソニック、フェンダーが注目するギタリストをご紹介。

SUMMER SONIC 2017

2017年のサマーソニック、フェンダーが注目するギタリストをご紹介。

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©SUMMER SONIC All Rights Reserved.

マイク・カー(Royal Blood)

英国はブライトン出身の2人組。2013年にドラマーが交代しているが、ドラム&ベースという2人体制は2012年のデビューから貫き通されており、その独創的かつエキサイティングなサウンドは早くから注目を集めていた。2014年にデビュー・アルバム『ロイヤル・ブラッド』を発売。全英アルバムチャート1位。今年6月にはセカンド・アルバム『How Did We Get So Dark?』をリリースした。フロントマンのマイク・カーはベーシストだが、リアにハムバッカーを搭載した特注のジャガーベースや、スターキャスターベースなどユニークなベースを使用し、ギターアンプで鳴らすなど見どころ満載だ。

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クリスチャン・マザライ、ローラン・ブランコウィッツ(Phoenix)

パリ近郊のヴェルサイユで、幼馴染として育った4人により結成。2000年、デビュー・アルバム『UNITED』を発表。ロックやソウルを基調としつつ、エレクトロサウンドを絶妙に融合したサウンドが大きな話題を集め、エールやダフト・パンクと並び新世代フレンチ・バンドの一翼を担うように。4作目のアルバム『Wolfgang Amadeus Phoenix』はグラミー賞を受賞した。バンドの屋台骨を支えるのは2人のギタリスト、クリスチャン・マザライとローラン・ブランコウィッツ。それぞれクリスチャンは主にオールローズテレキャスター、ローランはバレットを使用しており、2本のフレーズ、音色がどのように絡み合っているのか注目してほしい。

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Jean-ken Johnny(MAN WITH A MISSION)

ミクスチャー、エモ、パンク、オルタナティヴなどを咀嚼し、DJの高速スクラッチを取り入れるなどオンリーワンな存在感を放っているMAN WITH A MISSION。国内での人気はもちろん、2013年よりアジア、ヨーロッパ、アメリカなどでもツアーを行なっており、ワールドワイドな活動を展開している。Jean-ken Johnny(Gt, Vo, Raps)はフェンダーのClassic Player Jaguar SpecialとPawn Shop Jaguarilloを愛用。壁のように押し寄せる重厚なトーンから、突き刺すようなクリーントーンまで持ち合わせており、豊富なエフェクト群によって衝動的なサウンドを生み出している。

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Rei

小学校低学年までニューヨークで育ち、5歳でブルースと出会った彼女は、ギタリストの長岡亮介にもその音楽性を見初められ、2015年に彼をプロデューサーに迎えてミニアルバム『BLU』をリリース。クラシック、ブルース、ジャズ、ロックンロール、ポップスなど多岐に渡る音楽を愛する彼女が紡ぎ出す楽曲群は、懐古的でありながら決して焼き回しではないフレッシュさを感じさせる。使用ギターはヴィンテージが多いが、フェンダーギターではDuo-Sonic IIやJazzmasterを所有。サムピックを用いてのフィンガーピッキング、カッティングは抜群のテンポ感とグルーヴで、その小さな身体には無限のエナジーが広がっている。

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井上幹(WONK)

SUMMER SONICへの出演は初だが、彼らの名前は押さえておいたほうがいいかもしれない。2013年、ドラムのHikaru ARATAを中心に大学のサークルなどで知り合ったメンバーと結成。2016年にリリースした1stアルバム『Sphere』が第9回CDショップ大賞ジャズ賞を受賞。世界的な盛り上がりを見せているフューチャーソウルにおいて、日本で最も注目を集めているアーティストで、自身のスタイルを“エクスペリメンタルソウル”と呼ぶその音楽性は、ジャズやソウル、ヒップホップを融合させた先鋭的なスタイル。ベーシストのKan INOUEは、5弦仕様のフェンダー Precision Bassを使用している。9月にはニューアルバム『Castor』『Pollux』を2作同時にリリース予定。

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アニー・クラーク(St.Vincent)

セイント・ヴィンセントことアニー・クラークは、ポリフォニック・スプリーやスフィアン・スティーヴンスのツアー・メンバーとして活動を開始。NYブルックリンに在住し、2011年に老舗4ADからリリースした4枚目のアルバム『ストレンジ・マーシー』は、全米19位を獲得というインディ・アーティストとしては異例の売り上げを記録する。12年にリリースしたデヴィッド・バーンとのコラボ作『ラヴ・ディス・ジャイアント』も大きな話題となった。彼女の魅力は、知的でエキセントリックなパフォーマンスにある。モンドなデザインのギターは自身のシグネチャーモデルで、切れ味鋭いサウンドと、ジャズや現代音楽をも取り込んだフリーキーなフレーズは要注目だ。

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スチュアート・ブレイスウェイト(Mogwai)

1995年にスコットランドはグラスゴーで結成された、ポストロック界の重鎮的存在。静謐かつ流麗なギター・アルペジオから一転、奈落の底に突き落とされるような凄まじい轟音へと変貌する、“静”と“動”のドラマティックな楽曲構成が特徴で、以降のインストゥルメンタル・バンドに与えた影響は計り知れない。ライブも定評で、これまでにフジロックやメタモルフォーゼ、サマーソニックなど、日本のフェスにも数多く出演し伝説を生み出している。中心人物である、スチュアート・ブレイスウェイトのギターがこのバンドを象徴しており、そのストイックな音作りは必見だ。

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多彩なラインナップが魅力の都市型フェス
2000年8月、都市型フェスティバルとして誕生したサマーソニック。関東、関西の2大都市で同時開催し、出演アーティストを総入れ替えするという画期的な形式のもと、国内外のアーティストが集結した。翌年開催されたサマーソニック’01では、ベックとマリリン・マンソンがそれぞれヘッドライナーを務め、10万人以上を動員。その年開催された音楽フェスでは最高動員数を記録した。

サマソニの魅力は、なんと言ってもアクセスが便利なこと。東京、大阪の中心部から電車に乗り、およそ1時間でたどり着ける。また、ジャンルを超えた多彩なラインナップも毎年話題となり、近年は国内の意外なアーティストが参加するのが一つの楽しみにとなっている。

ちなみにサマソニ2016年は、2日間で東京・大阪合わせて19万人が来場。今年のサマソニ2017もベテランから新人アーティストまで豪華ラインナップとなっており、注目のギタリストをいち早くチェックできること必至だ。

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