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FENDER CUSTOM SHOP EXPERIENCE
2019年6月15日(土)ラフォーレミュージアム原宿 Vol.4
来日シニアマスタービルダーによる“セットアップ”のワークショップ

フェンダーが誇るトップライン・ブランド「FENDER CUSTOM SHOP」の魅力を堪能するイベント『FENDER CUSTOM SHOP EXPERIENCE』が6月15日、原宿・表参道エリアの2会場で開催。FENDER CUSTOM SHOP製の最新ギター約200本の展示に加え、アーティストが所有するFENDER CUSTOM SHOP製の実機コレクションを間近で見られる展示会場(ラフォーレミュージアム原宿)では、来日シニアマスタービルダーによる“セットアップ”のワークショップが行われた。

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最初に登場したのはトッド・クラウス。ジェフ・ベックやエリック・クラプトン、ボブ・ディラン、デヴィッド・ギルモアなど、レジェンド級のギタリストたちの楽器を数多く手掛けてきたシニアマスタービルダーである。

フェンダーのマスタービルダーは、10年以上のキャリアを持つ卓越な技術を持った職人。シニアマスタービルダーは、その中でもメンター的な存在であり、ギター作りの技術はさることながら、後進の指導もできるスキルが必要とされる。この日はボディとピックガード、ネックがバラバラになったエリック・クラプトン・モデルのStratocasterをセットアップしながら、その計算されたアッセンブリーについて丁寧に解説。手元にはカメラが設置され、その細かな手作業の様子がステージ後方の大きなスクリーンに映し出されると、集まった観客たちはその様子を夢中でムービーに収めていたのが印象的だった。

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続いて登場したのはジョン・クルーズ。スティーヴィー・レイ・ヴォーンのNumber Oneレプリカをはじめ、ジェフ・ベックのEsquire Relic、イングヴェイ・マルムスティーンのPlay Loud Stratocaster、ジョン・メイヤーのLimited Edition Black 1 Stratocasterなど、カスタムショップを代表するさまざまなギターに、その職人的技術を投入してきたシニアマスタービルダーである。

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トッドと同様、バラバラになったギターをセットアップしていく。フロントとセンターのシングルピックアップはジョン自身がサウンドデザインを手がけ、昨年の「FENDER CUSTOM SHOP EXPERIENCE」で登壇したピックアップ職人の最高峰、ジョセフィーナ・カンボスが作ったものだという。中でも特徴的なのは、ピックアップの切り替えスイッチ。通常は5ウェイになっているが、ここでは10ウェイのスイッチを搭載。クリーンなシングルコイルと、重厚なハムバッカーによる無限に近いトーンコンビネーションが楽しめるという。

無事セットアップしたギターを実際に演奏し、ピックアップの切り替えによる音の違いなどを披露するジョン。その音の美しさ、迫力にオーディエンスが魅了されていた。

「今日は雨の中集まってくれてありがとう。私は日本に来るのが2度目なのですが、こうしてみなさんとお会いできて本当に嬉しく思います。また次の機会があることを楽しみにしています」

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最後にトッドとジョンによるフォトセッションが行われ、ラフォーレミュージアム原宿でのイベントは大盛況のうちに幕を閉じた。


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