#FenderNews / BLACK SPIRITS Styled by Yoshiyuki Shimazu
BLACK SPIRITS Styled by Yoshiyuki Shimazu
ブランド創設以来、世界中のあらゆるパフォーマーを虜にしてきたフェンダー。いま、誕生から35周年を迎える日本製モデルのリブランディングを機に限定リリースされたアパレルウェアが注目されている。古都・京都で100年以上の歴史を誇る「京黒紋付染」とコラボレーションし、深黒に染め上げたTシャツ。縫製からプリント、刺繍にいたるまですべてのプロセスを日本で手がけたMADE IN JAPANによる『究極の黒』。そんな特別なアイテムと、日本を代表するスタイリスト、島津由行氏とのスペシャル・シューティングが実現した。音楽に精通し、多くのミュージシャンが絶大な信頼を寄せるファッション・クリエイターが表現する『黒の世界』をご堪能いただこう。
今回クローズアップするのは、左胸に『Fender』ロゴを黒糸で立体的にステッチしたTシャツ。至極シンプルでベーシックなデザインだからこそ、コーディネートに欠かせない名脇役としてその実力を存分に発揮する。1970年代風のワイドパンツスーツのインナーにこのTシャツを合わせれば、パーフェクトなドレスダウン・スタイルが完成する。
Bass: Made in Japan Traditional '70s Precision Bass® | Amplifier: Bassman® 500 HD 100V JP, Bassman® 115 Neo Cab | Cable: Fender® Custom Shop Cable, 18.6', Tweed | Strap: Fender® Super Deluxe Vintage-Style Strap
1970年代後半にヨーロッパへ渡り、イギリスやフランスでファッションショーのヘルプや洋服のバイイング、スタイリングなどを手がけていた島津氏。50年代におけるロックンロールの誕生以降、ソウル、モッズ、サイケデリック、ヒッピー、グラムロックなど、常に新しい音楽から新しいファッションスタイルが生まれ、世界中のユースカルチャーのフォロワーたちを夢中にさせていた激動の時代のど真ん中で生き抜いてきた彼は、いまも70年代のスタイルに絶えず刺激を受け、インスパイアされ続けているという。その代表的なスタイルがスーツ。「スーツを着てステージに立ち、パフォーマンスすることは、おそらくすべてのアーティストにとって究極の憧れではないでしょうか? 永遠のアイコンはデヴィッド・ボウイ、日本人ではサディスティック・ミカ・バンド時代の加藤和彦さん。数多くのセレブリティを顧客に抱える名門紳士服店が軒を連ねるロンドンのサヴィル・ロウでわざわざオーダーメイドで仕立てるほどでした。でもそんなこだわりが凝縮したスタイルにみんなが憧れた。ボディに合ったサイズを吟味し、インナーにはシャツを着るのがスーツの正装ですが、2017年のいまは、あえてオーバーサイズを選び、Tシャツやコンバースのスニーカーなどでカジュアルダウンするのがモダンだと思います。そう、アンディ・ウォーホルのようにね」。
Photo: Rrosemary
Styling: Yoshiyuki Shimazu
Hair & Make-Up: Tomita Sato
Model: Aleksandr
Fender® Kyoto Dyed Print Tee Fender® Kyoto Dyed Embroidery Tee
