漆は、適度な温度と湿度によって硬化していくので、乾く速さの違う漆を調合しながら、その日の温度や湿度に合わせていきます。ムロと呼ばれる専用の乾燥室で硬化させていくのですが、とても長い時間を要するため、側面の漆が垂れてしまわない様、定期的に何度もひっくり返す必要があります。湿度が高すぎると"チジミ"が出てしまうため、製品の状態や環境によって細かく湿度を調整する必要があります。
十分に乾燥させた後、より平滑に研ぎ込むため、"研炭"と呼ばれる研磨専用に焼かれた炭を使用し、 光を当てながら塗面の凹凸を見極めながら研ぎ込みます。中塗りから上塗りに進むにあたり、研ぎ石や、研炭など道具を変えながら磨き上げていくのです。
Made in Japan Limited Collection URUSHI Stratocaster のデザインアクセントになっている金線(蒔絵)は、蒔絵筆というとても細かな毛でできた筆を使い、手作業で丁寧に入れられています。