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MY FIRST FENDER - 前田恭介

今年で誕生から 35 年となる日本製フェンダーは、これまでも日本のみならず、世界中から愛され続けてきました。その安定した品質から多くの信頼を得ており、いつの時代も、ステージに立つことを夢見るプレイヤーから広く支持されています。その日本製フェンダーと共に過ごし、ミュージシャンとしての夢を叶えた13人のアーティストが、実際に使用していた「はじまりの1本」に対する思い出を語ります。

My First Fender

JAZZ BASS®

andropのベーシストとしてバンドの屋台骨を支える前田恭介。彼が“ベーシストとしての原点であり、プレイヤーとしての自分を作ってくれた”と語るのが、中学2年生の時に初めて手に入れたジャズベースだ。アッシュ・ボディにメイプル・ネック&指板を配した70年代スタイルの1本で、学校から帰宅すると本器を手に夜中まで爆音で鳴らしながら練習に励んでいたという。本人の手によりさまざまな改造が施されているのもポイントで、ピックアップはリンディ・フレーリン製に交換、4弦のチューニングをワンタッチで半音下げにできるヒップショットの搭載、ピックガードをべっ甲柄に変更、コンデンサもオレンジドロップに付け替え、ネックはサンドペーパーをかけてマット仕上げにするなど、理想のサウンドを追求するための努力の痕跡が随所に確認できる。長らくメイン器として愛用し続けており、高校での初ライブの時やandropのメンバーと初めて音を出した時も本器を手にしていたそうだ。彼の音楽人生の節目をともに過ごしてきたヒストリカルな1本と言えるだろう。


前田恭介
2009年デビュー「androp」のbassist。
ジャンルレスかつ緻密なサウンドアプローチと多角的な音楽表現が魅力。これまで発表されたミュージック・ビデオは、カンヌ国際広告祭をはじめ国内外11のアワードで受賞するなど、その映像世界やアートワークが世界的な評価を得ている。
› androp:https://www.androp.jp/



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