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BAROQUE 圭 meets Mustang™ GT

最新ワイヤレス・テクノロジーを搭載した次世代デジタルアンプ、Mustang™ GTシリーズ。Fender TONE™アプリを使用することでその可能性はさらに広がりを見せる。今回、そのFender TONE™ アプリを介して日本人アーティスト監修によるプリセット配信が実現。今回はBAROQUEの圭にスポットを当て、プリセット作成までのプロセスをレポート。

Mustang GT
エフェクトのクオリティの高さに驚きました
 

多彩な音楽的なバックボーンに裏打ちされた、既成の枠にとらわれないプレイスタイルが魅力の圭。BAROQUEのライブや最新シングル「GIRL」でも取り入れている、ファンにとっても馴染み深いエフェクト、Shimmer Reverbを用いたプリセットを構築していく。

「デジタルアンプ自体は所有していたこともありますが、アンプのモデリングもそうですし、ひとつひとつのエフェクトのクオリティの高さに驚きました。こういったオールインワンのモデリングアンプにShimmer Reverbが入っていること自体が珍しいので、Shimmer Reverbをフィーチュアしたサウンドを作っていきました。クランチよりも若干歪むか歪まないくらいのサウンドにしたかったので、アンプはいい感じのクランチが出る80'S Britishを選びました」

430msはどんな楽曲にも合うタイム

圭がチョイスしたエフェクトは、ディレイの「Stereo Tape Delay」とリバーブの「Shimmer Reverb」。「Stereo Tape Delay」はWow Levelを上げ目に設定。ディレイやリバーブといった残響系エフェクトを用いる場合、圭が特にこだわっている点は“Time”。

「Stereo Tape Delayのディレイタイムは430msに設定しています。このタイムの数値が重要で、僕的には430msってどんな楽曲にも合うタイムだと思っているんです。ディレイタイムは楽曲のテンポに合わせることもあるけど、ぴったりに合わせ過ぎるとドラムとかぶってしまってディレイが引っ込んでしまうことがあるので、わざとズラす場合もある。それはケースバイケースですね。Shimmer Reverbもタイム設定ができますが、ディレイよりも少し遅めにしました。音の返りが一緒だと、Shimmer ReverbとStereo Tape Delayが重なって聴こえてしまうので。あと、Shimmer ReverbはReverb Mixの調整が難しかったりするので、いい塩梅のところを狙って設定しました」

Mustang™ GTは弾き手を選ばない

「今回作ったプリセットもそうだけど、エフェクトのクオリティがかなり高くて、普段のサウンドと遜色ないくらい作り込めるので、インストアイベントとかコンパクトなセットを組む場合に重宝できるんじゃないかなと。あと最近は人の曲を弾くことが多いので、そういうときはBluetoothスピーカーとしてセッションの練習ができるからいいですね。

ギターを始めたてで、自分はどんな音が好きなのかもわからない人が、いろいろなプリセットやアンプモデルを選んで自分好みの音を知っていくのにも向いていると思うし、逆に自分のスタイルを持っている人が、普段の出したい音を出すのにも向いていると思う。初心者にも上級者にも、Mustang™ GTは弾き手を選ばないと思います」


BAROQUE GIRL SHIMMERプリセット概要
アンプは「80'S British」に設定し、ポストFXとしてディレイの「Stereo Tape Delay」、リバーブの「Shimmer Reverb」を接続。

› Fender TONE™:BAROQUE GIRL SHIMMER

Mustang GT

Fender TONE™アプリ経由でダウンロードする方法
スマホからFender TONE™アプリを立ち上げ、「Browse→ARTIST」のリスト画面から「My Favorite Things」を選んで「ADD」をクリックするか左上の検索アイコンをタップして「My favorite」で検索し、「My Favorite Things」を「ADD」するとコネクトしているアンプにプリセットが追加されます。(※ ダウンロードするにはアンプのファームウェアアップデートでバージョンが最新になっている必要があります。)

› スマホを経由せずアンプ本体から直接ダウンロードする方法はこちら
› アンプ本体のファームウェアアップデート方法はこちら


Mustang GT

Mustang™ GT
フェンダーが提案する次世代アンプのスタンダード「Mustang™ GT」。Mustang™アンプシリーズとしては第3世代となるMustang™ GTには、世界を驚かせる最新鋭のモデリングテクノロジーが詰まっており、「’59 BASSMAN」や「’65 TWIN REVERB」など往年のヴィンテージ・アンプサウンドを21種類、高品位エフェクトを47種類内蔵している。最大のイノベーションは、世界で初めてWi-Fiを搭載している点だ。これにより、PCに接続しなくてもMustang™ GT単体でファームウェアのアップデートや、アーティストや世界中のユーザーが作成したプリセットを簡単にアンプに追加することができる。さらに、無償提供のスマホアプリFender TONE™をダウンロードすることで、スマートフォン側でプリセットマネージメント、エフェクトエディット、セットリスト作成に加え、プレイヤーやクリエイターたちが集うコミュニティに直接アクセスが可能だ。

› Mustang™ GT
› Fender TONE™


圭(ケイ)
2001年に結成されたロックバンド、BAROQUEのギタリスト兼コンポーザー。2003年にメジャーデビュー。同年8月には異例の速さで武道館ライブを成功させ、V-ROCK、ポストロック、シューゲイザーなど、多彩な音楽を取り入れたサウンドで人気を博し、ジャンルにとらわれない創作スタイルで、シーンにおいて圧倒的な存在感と個性を放ち続けている。またkannivalismのメンバー、“圭”名義でのソロプロジェクトでもギタリスト、コンポーザーとしても活動。

› BAROQUE:http://www.pigmy.jp/