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LUNATIC FEST.2018 レポート DAY3

6月23日、24日の2日間に渡り開催された「LUNATIC FEST.2018」をレポート。こでは2日目の24日（日）から、2日連夜のヘッドライナー、本イベントのホストアーティストでもあるLUNA SEAのライヴの模様をお届けする。

ゲストや弦楽四重奏を従え感動のパフォーマンスを披露したYOSHIKIに続いて、トリは主宰のLUNA SEAが登場。ピアノのアルペジオに誘われて「LOVELESS」からスタート。イントロが流れた瞬間のオーディエンスの反応は本日最大。SUGIZO（Gt,Violin）のトリプルネックのフレットレスギターによるサステインを最大限に利かせたイントロから、広がりのある12弦、ハードな6弦とサウンドを使い分け、一気に彼らの世界へ引きずり込む。「ROSIER」ではINORAN（Gt）は自身のシグネイチャーモデルであるフェンダーのINORAN JAZZMASTER® #3LTDをプレイ。甘いながらもコツがある太めのサウンドで、シンコペーションを強調しながら躍動感を生み出していく。大きなサステインのSUGIZOのギターと対するサウンドが故に、お互いの個性が強く感じられるアンサンブルを生み出している。

「俺たちも刺激的な2日間を過ごさせてもらってます。本当にキュンとするというか、いいね。まだまだ元気残ってる？」というRYUICHI（Vo）の MCから「Dejavu」がスタート。きらびやかなアタックを感じさせるアルペジオもJazzmasterならではのサウンドと言えるだろう。「誓い文」では、SUGIZOが高音のヌケの良いサウンドでプレイ。ポップなメロディーをよりカラフルに彩る。「先輩、後輩、カッコいいと思うバンドたちが集まってくれて、次に生まれる作品には、彼らの熱意も注入されると思います」と語り「IN SILENCE」がスタート。アコギと、ディレイをかけたクリアトーンのエレキの幻想的なアンサンブル。サビでのRYUICHIのヴォーカルも伸びやかにより美しく響く。

「Providence」ではSUGIZOがギターからヴァイオリンに持ち替え、クラシカルでゴシックスタイルのシアトリカルなサウンドを展開。ステージが暗転して生ピアノの音色が響く。そこに現れたのはYOSHIKIだ。「Endless Rain」のヴァ―スに導かれて「I for You」へと続き、YOSHIKIとRYUICHIのデュオでスタート。2番からはメンバーも加わって、クラシカルでありながらもロックのダイナミズムを感じさせるドラマティックな演奏を繰り広げる。「30年知っているけれど、セッションは初めてだった。X JAPANは僕の人生だけど、LUNA SEAも僕の人生のひとつ」とYOSHIKIが語ると、LUNA SEAのメンバーは満面の笑顔で応え、全員とハグをかわした。後半は「BLACK AND BLUE」「PRECIOUS…」「TONIGHT」とアップテンポのナンバーが続き、オーディエンスの熱気も最高潮に。ラストナンバーは「WISH」。ナチュラルにコーラスをかけた幻想的なトーンによるJazzmasterのアルペジオが、サウンドをよりドラマティックなものへと昇華させている。会場に集まってくれたアーティスト、スタッフ、オーディエンスすべてへの感謝とリスペクトの気持ちを込めて全12曲を歌い切った。

アンコールは出演者が次々とステージに登場。当日の出演者のほかに、GLAY、DIR EN GREY、SIAM SHADEなどのメンバーも登場。クロージングに選ばれたのは、約1年にわたる活動休止期間からの再開第1弾シングルである「STORM」。そうそうたるミュージシャンが全員笑顔で演奏するという、何とも微笑ましい空間。オーディエンスも力を振り絞るように大きな声援を浴びせ、感動のフィナーレを迎えた。

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› LUNA SEA：https://www.lunasea.jp/