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MADE IN JAPAN MODERN WORKSHOP Vol.1
2019年8月11日(日・祝)FENDER SHOP in MIKI GAKKI AMERICAMURA

8月11日に開催された「MADE IN JAPAN MODERNシリーズ ワークショップ」の模様をレポート。

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MADE IN JAPAN MODERNシリーズの発売を記念したワークショップが、FENDER SHOP in MIKI GAKKI AMERICAMURAで開催された。ワークショップ第1弾となる今回は、スペシャルゲストにSCOOBIE DOのナガイケジョー(Ba)、ホストにプロデューサー/スタジオミュージシャンでもある坂本夏樹(Gt)を迎え、2人によるセッションを交えながら新シリーズの魅力について紹介。

新シリーズに期待を寄せた観客たちが待つ中、まず登場したのは、チリヌルヲワカ、She Her Her Hers、Over The Top等でのバンド活動を経て、プロデューサー、スタジオミュージシャンとして活躍している坂本夏樹。MADE IN JAPAN MODERN STRATOCASTER® HHを手に、軽快でわかりやすいトークと説得力のある演奏で来場者たちを釘付けに。

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初めて買ったエレキギターがフェンダーのStratocasterだったという坂本は、「独自の進化を遂げているメイドインジャパンのフェンダーが、昨今のラウド系やメタルなど、ヘヴィな現代の音楽シーンに照準を合わせたギターを作る。その答えがここにある」と新シリーズについて紹介。

そんなMODERNシリーズに関して坂本が一番に挙げたポイントが、第4世代のノイズレスピックアップ。「スタジオミュージシャンとしていろいろな現場でいろいろなギターを弾くので、ライヴではっきりとした音を出すにはどういう種類のピックアップがいいかというと、出力の高いアルニコ5。歪ませても低域の濁りがなく、コード感を崩すことなく出力できるギターに仕上がっている」と、歪みサウンドを効かせたプレイを交えながら解説。

さらに、複雑な演奏技術が求められる機会が増えてきている近代の音楽シーンに対応できるスペックとして、コンパウンドラジアス/コンパウンドシェイプ設計のネック、ヒールカット、ブリッジについても言及。

「本当に弾きやすい。ヴィンテージギターはそれでしか得られないスペシャルなトーンがあるが、現代の音楽シーンの複雑な曲を演奏するには正直弾きにくいことが多い」と、最近はMODERN STRATOCASTER HHを重宝していることを明かした。

ブリッジに関しては「質量の高いブリッジサドルが搭載されていて、サステインが伸びやすい。さらに微調整もできるので音の濁りが少ない。現代の音楽は特に電子楽器などいろいろな種類の楽器が入っていて、チューニングが整っていないと気持ち悪さが増すので、ピッチをシビアに調整できるようになっている」と、まさにモダンな音楽に適応していることを強調した。

特徴的であるボディについては、「カーヴドトップのボディはフェンダーではなかなかない。スリム化された設計によってすごく軽く仕上がっているので、長時間楽器を抱え続けなくてはいけないライヴにはとてもありがたい。独自の進化を遂げてきたメイドインジャパンのフェンダーでこそ作られたもの」と力説。

と、ここで、坂本自身がもともと大ファンだというSCOOBIE DOのナガイケジョーがスペシャルゲストとして登場。坂本は「未だにこのような場面では緊張します(笑)」と言いながらも、和やかにトークがスタートした。

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MADE IN JAPAN MODERN JAZZ BASSを手に持ったナガイケに、改めてラウドやヘヴィなシーンに対応したモデルだと紹介すると、重厚感のあるサウンドを響かせ「ジョーさんからこんなフレーズが出てくるとはめちゃくちゃレアですよね!」と坂本は早速会場の空気をつかむ。

74年製のJazz Bassが長年の相棒であるナガイケがまず注目したのがボディ。「普段は傷だらけの年季の入ったベースを使っているので、このようなピカピカの新しい楽器に触れて指紋がついたらすぐ拭きたくなるよね(笑)」というナガイケの言葉に、坂本も「テレビ映えする。これなら申し分ない」とうなずき合う。バインディングが施されていることに対してナガイケは「フェンダーのベースにはバインディング加工されたベースがあまりないところこそがモダン。シェイプが新鮮でワクワクする」と新しい感触を楽しんでいた。

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セッションを交えながら、音の立ち上がりの早さが話題に。ナガイケは「普段使っている楽器よりも、その場の状況に応じてすぐに音色を切り替えられるし、パワーがある。ここ(本体のEQコントロール)である程度音を作れてしまう。バランスも手元で切り替えられる。バンドアンサンブルの中でも埋もれない、それでいて嫌味のない芯の太さがある。いろんなメーカーがある中、フェンダーは使い慣れているから、アクティヴで音域が広く選択肢がある中でも、安心感があるし品がある」と語った。

坂本は改めて、ハイパワーなピックアップに着目。「エフェクターのノリがすごくいい。発音がしっかりしているので、コード感もしっかりと維持できる。初めて弾く人にもちゃんと弾いてもらいやすいフェンダーかな」と語ると、ナガイケは「パワーがあるので、普段の楽器だとなかなか作れない音が出せるのを実感できます。ピックアップのバランスをリア側に寄せて音自体の線をちょっと細くした上で全体の低音感を上げると、普通であれば音が小さくなってしまうけど、MADE IN JAPAN MODERN JAZZ BASSだとミッド(中域)を細かく調整しながら輪郭がはっきりとした太い音が作れる。ちょっとマニアックだけど(笑)モダンだと思う」と柔軟な音の表現に“気持ちいい”と楽器の触感を楽しんだ。。

坂本も「僕たちですら新しい発見がある楽器。今まで弾いてきたフェンダーの形だけど、“こういう可能性があったんだ”ということを気づかせてくれる」と新たな可能性に期待を寄せた。

ここから何と、来場者が実際に坂本とナガイケの間でMODERN STRATOCASTER® HHを体験しつつ、セッションできるというまたとない機会に2名の来場者が挑戦!坂本とナガイケのグルーヴに来場者を交えた遊び心溢れるセッションに、来場者たちも手拍子やコール&レスポンスを交えて会場は大盛り上がり。ナガイケと坂本も“楽しい!”と濃密な時間を満喫していた。

坂本は最後に「ヘヴィシーンに打って出たギターだけど、そのジャンルだけにしか使えないモデルではない。今までのフェンダーが得意としてきたようなジャンルでも充分に対応できるので、フェンダーを好きな人はもちろん、これからフェンダーに入ろうとしている方にも興味を持っていただけたら。しっかりと要望に応えられるギターに仕上がっているので、ぜひ弾いてみてください」と締めくくった。

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