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SOUICHIRO YAMAUCHI STRATOCASTER 入魂式 2018 レポート

10月22日(月)大阪バナナホールにて開催された、フジファブリックの山内総一郎による「SOUICHIRO YAMAUCHI STRATOCASTER 入魂式 2018」の模様をレポート。

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厳正なる抽選の結果選ばれた男女30名が、各々のギター(SOUICHIRO YAMAUCHI STRATOCASTER)を大事そうに抱え、開場を待つその表情には大きな緊張と喜びが溢れていた。会場前面のステージには、このイベントのキッカケともなった山内の人生初ギター、フェンダーのStratocasterが鎮座する。“ギターとともに生きていく”と決めた人生のターニングポイントにおいて、そのヘッド裏に修正ペンで“魂”と書いたエピソードはあまりにも有名である。今回は、山内自身がフェンダー社に何度も直接足を運び、完成に至ったオリジナルシグネイチャーモデル「SOUICHIRO YAMAUCHI STRATOCASTER」を購入持参した来場者のギターすべてに、山内本人が直筆で“魂”を書き込む入魂の儀式なのだ。

大きな拍手の中、SOUICHIRO YAMAUCHI STRATOCASTERを抱え登場した山内。自身のシグネイチャーモデルについてのこだわりを聞かれ、「やはりネックですね。厚みのある太いシェイプ、ネックから指板にかけて角の取れた丸い作りは、握り込んだ時に手に馴染んでストレスがかからない」と答えると、来場者も持参したギターのネックを握りうなずいていた。さらに「カスタムショップのパーツを使ったことで、自分で聴いていても心地良い音。ずっと弾きたいと思える」と言い、会場からの“弾いて!”のリクエストに、「こんな機会なかなかないので、調子に乗っちゃいますよ!」と期待に応えそのサウンドを響かせた。

トークと演奏を楽しんだ後は、いよいよ入魂の儀。1人ずつ自分のギターを持ってステージに上がり魂を注入してもらう。「このギターを買ってギターを始めました」「難しくてなかなか上達しません」と緊張しながら話しかける来場者らに、「頑張ってね」「自分の感性で弾くことが大切だよ」と優しく声をかけるなど、終始、山内の人柄の良さが滲み出るアットホームで温かい時間となった。「いつかこんなイベントがやりたい」という本人の強い希望もあって実現した夢の企画だけに、来場者だけでなく山内自身も「こみ上げるものがありますね…とても嬉しいです」と感無量。来場者もまた、“ギターとともに生きていく”と胸に誓うイベントになったことだろう。

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› 山内 総一郎(フジファブリック):http://fujifabric.com/