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チキン、トレモロ、スウィープ、色々なピックングスタイルを学ぼう!

カントリーから、ヘヴィメタルまで幅広い音楽に活用できます。

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ピッキング/フラットピッキングとは、広い意味で親指と人差し指の間に挟んだピックを使用してギターを弾くことをいいます。それ以外の方法もいくつかあり、例えば親指と人差し指にキャップの様なピックを装着して演奏する方法や、何も持たずに指を使ってプレイするフィンガースタイルなどがあります。

あなたにとって一番しっくりくるピッキングスタイルは?どんなときに使ったらいいの?その答えを下記から見つけてみてください。

オルタネイトピッキング

もっとも一般的なプレイスタイルで、ピックを上下にストロークします。早いパッセージを滑らかにプレイすることも可能なので、ロック、ジャズ、カントリー、R&Bなど幅広い音楽で活用されています。

クロスピッキング

ブルーグラスのギターや、マンドリンプレイヤーはこの奏法をよく使用します。弦を飛ばしながらピッキングする際に、通常のオルタネイトピッキングを使用せずに、効率よく弦からピックが離れない様にその音によってアップとダウンを選択します。

ダウンピッキング

Ramonesはダウンピッキングがなければ、存在しなかったでしょう。もちろん他のパンクやヘヴィメタルバンドも例外ではありません。力強くダウンストロークをすることで、攻撃的でヘヴィなサウンドを得ることができます。ダウンピッキングはオルタネイトピッキングよりも効率が良くないので、速い曲では手首に負担をかけることがあります。ただし、比較的習得が簡単で、アクセントがつけやすいピッキング方法です。

エコノミーピッキング

このピッキングは初心者向きではないでしょう。非常に効率的ですが、少し難しく、弦を移動するときに低い弦に移動するときには上向きのストロークで、高い弦に移動するときには下向きのストロークを使用します。

フィンガースタイル

ピックを使わないで指で弾く方法もあります。一般的には低音弦を親指で弾き、高音弦を人差し指(時には中指と小指も使って)鳴らします。

ハイブリッドピッキング

これは「チキンピッキング」という名前で知られるピッキングスタイルです。(なぜチキンなのかは今回は触れませんが...)ピックと指を組み合わせた高度なテクニックで、チェット・アトキンスが代表的な使い手でしょう。ブルーグラス、カントリー、ジャズギタリストに多いですが、スティーヴ・モーズや、ジョン5などロックギタリストも使用しています。

スウィープピッキング

もし、1800年代にStratocasterがあったら、パガニーニはスウィープピッキングを取り入れていたでしょう。各弦を撫でる様に弾くこのテクニックは、まるでアルペジオを素早く演奏しているような響きを手にいれることができます。右手の動きと左手の動きをマスターするのは難しいですが、一旦習得してしまえば、とても印象的なプレイを手にいれることができるのです。そのコツについてはイングウェイ・マルムスティーンに聞くといいでしょう。

トレモロピッキング

このピッキングでは、一本の弦を早く連続してピッキングし、音を持続させる方法です。有名な例は、ディック・デイルの"Miserlou"の中に出てくる、中東にインスパイアされたサーフギターではないでしょうか。

その他にも、エディ・ヴァンヘイレンで有名になったハミングバードピッキングや、サーキュラーピッキングなど様々な方法があります。サウンドを思い描きながら、実際に挑戦してみてはいかがでしょうか。