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Evolving Dreams Vol.2

HIROSHI、WATARU、SHUN(FIVE NEW OLD)

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新たな時代を切り開く若きアーティストたち。進化し続ける彼らは、これまでどのような道を辿り、今どのような夢を抱き、そしてこれから何をクリエイトしていくのか。今後の音楽シーンを彩っていくであろう、等身大の表現者たちからのメッセージを、セッションを交えながらお届けする新コンテンツ“Evolving Dreams”。第2回目は、“ONE MORE DRIP”をバンドコンセプトに、さまざまな音楽ジャンルをクロスオーバーさせた上質なポップサウンドを展開する4人組バンド“FIVE NEW OLD”が登場。


あらためてギターと真摯に向き合いたいというマインドが芽生えています
 

―  コロナ禍での活動はいかがでしたか?

HIROSHI  2020年はバンドにとって10周年という大事なアニバーサリーイヤーだったんです。けれど、コロナの影響で10周年のライヴもできなかったりとライヴ面では苦しい思いをしました。そのぶん気持ちも切り替えてアルバムを作ろうと、1年間音楽制作にフォーカスできたので充実していたと思います。あと、今できることを探そうと、配信ライヴも積極的にやりました。その配信ライヴもライヴハウスでやるんじゃなくて、リビングルームでやったり屋上を使ったり、自分たちの生活の一部として音楽があることを目で見てもらえる形で配信できたのも大きかったなと思っています。

―  HIROSHIさんは役者デビューもしましたよね!

HIROSHI  演技の世界という新しいチャレンジをやらせていただいたことはものすごく経験になったし、それがフロントマンとしてステージに立つ時、ちゃんとはね返ってくるんですよね。具体的には役者をやって間をすごく考えるようになりましたね。

―  ライヴを見るのが楽しみです。さて、皆さんの楽器を始めたきっかけを教えてください。

HIROSHI  僕とWATARUは同じ小学校で、小学校6年の時に音楽の先生が変わったんですけど、その先生が今まで音楽室になかった楽器をいろいろと持ち寄ってくださる方で。そこにクラシックギターがあって、それを触ったのが最初です。そこから中学校に入って、スケートカルチャーを中心にロックサウンド、バンドサウンドに夢中になりバンドをやりたいなって。高校に入ってWATARUと再会したら彼が偶然エレキギターをやっていたので、WATARUからいろいろと教えてもらったんです。だから、エレキギターはWATARUに教えてもらったのが最初です。バンドを始めるところから、すべてWATARUが導いてくれてます(笑)。

―  WATARUさんも小学校の時の音楽の先生がきっかけですか?

WATARU  その前に、僕は親がギターを持っていたんです。おばあちゃん家の納屋にしまってあったそのギターを引っ張り出してきて、手に取ったのが最初ですね。本格的にギターを弾きたいなと思ったのは、HIROSHIと別になった中学校の時なんです。ギターを弾いていた友達がいて、そんなカッコいいの弾かせてや!みたいな感じで始めました。高校でHIROSHIと一緒になった時に、ギターを弾けるようになっていたのでHIROSHIと一緒にバンドを始めたんです。

―  SHUNさんは?

SHUN  僕はもともと音楽を聴くのが嫌だったんです。お兄ちゃん、お姉ちゃん、三人兄弟の末っ子なんですけど、お兄ちゃんもお姉ちゃんも音楽がすごく好きで、音楽が流れていると僕と遊んでくれなくなるから嫌いだなー、つまんないなみたいな(笑)。小学生の時、お兄ちゃんがエレキギターを買って、それをチラチラ見るんですけど絶対に触らせてくれなくてベッドの下に隠すんですよ。たまたまその時に家にクラシックギターが置いてあったので、それをジャカジャカ弾いてみて。お兄ちゃんがギターだったら、俺は何の楽器だったら一緒にできるんだろう?と思って、ベースという楽器があるらしいと。それで、クラシックギターの下の4本の弦を使ってベースのフレーズをずっと弾いていたんです(笑)。それが始まりで10歳くらいの時ですね。

HIROSHI&WATARU  早いなぁ!


 
 

―  フェンダーに対してどんな印象を持っていましたか?

HIROSHI  ギターというもののルックスの代名詞ですね。フェンダーという名前を知らない人も、Stratocasterを見たらこれがギターだ!と思うくらい圧倒的な存在感があります。正直なところ、僕のルーツ的にはハムバッカーの音から入ったので、10代の頃はおっさん臭いなと思っていた時期があったんです。でも、いろいろなことがわかってくるようになって、やっぱりフェンダーなんだなって。あらためてその偉大さを知る日々です。

WATARU  親がディープ・パープルが好きで、DVDを見せてもらった時にギタリストのリッチー・ブラックモアが黒いストラトを弾いていて、“こういう人にならなストラトは弾けへんねやな”っていうイメージがずっとあって、手が届かない存在だと僕は思っていました。音楽を始めて今のスタイルの音楽をやっていく中で、シングルコイルの音が必要なんだなっていうのをすごく思って。僕が初めて買ったフェンダーはJazzmasterだったんですよ。Jazzmasterを買った時、親に“フェンダー買ったで!”って見せたら“何でストラトじゃないねん! あの乾いた音はストラトだけなんや!”って言われて。そんなことないぞって思いながら、僕はずっとJazzmasterをレコーディングでも使っています。

―  SHUNさんは?

SHUN  フェンダーを知ったのが遅くて、高校生の時、中古でフェンダーのPrecision Bassを買ったんですけど、もっとちゃんとフェンダーを使い倒したい、こんな浅はかに買っちゃいけないなと急に思い始めて。その時に、いいフェンダーのベースと出会うまでフェンダーは買わないと決めて。それからしばらくフェンダーではないベースを弾いている時期が長くて、いろいろなメーカーのものを弾いた結果、フェンダーほど精巧に作られていて反応も良くて、自分の思った通りの音が出るベースはないなと。

―  今日は、Made in Japan Hybrid IIシリーズをWATARUさんとSHUNさんに弾いていただきましたが、あらためてインプレッションを教えてください。

WATARU  ギターを始めるんだったら、Made in Japan Hybrid IIが良かったなと思うくらい弾きやすかったです。ネックの処理にサラっとしたコーティングがしてあって(サテンフィニッシュ)、滑りがいいからポジション移動もすごくラクです。あと、コンデンサーにもオレンジドロップが入っていて、音もしっかり元気があってハリがあるので、弾いていて楽しいですね。

SHUN  僕もWATARU君と一緒で、最初に手にするのに良い楽器だなと思いました。弾き方もわからずがむしゃらに弾いていると、最初に出会う楽器によってはヘンな癖がついちゃうと思うんですよ。Made in Japan Hybrid IIは思いきり弾かなくても鳴るし、歪んでいないのにこんなに音が伸びるんだって、弾いていて気持ち良かったですね。

HIROSHI  僕も2人が弾いている合間にちょっと触らせてもらったんですけど、本当に弾きやすかったですね。“あれ、俺こんなに上手かったっけ?”っていうぐらい馴染んでくれるんですよ。すごくプレイヤーのことを考えて作られているんだなって感じました。


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SHUN: Made in Japan Hybrid II Jazz Bass®、HIROSHI: Made in Japan Hybrid II Telecaster®、WATARU: Made in Japan Hybrid II Jazzmaster®


―  さて、本シリーズのコンセプトが“Evolving Dreams”ということで、それぞれの夢を教えてください。

WATARU  ギターを弾くことで、みんなと分かち合えるプレイができるようになりたいです。言葉で伝えることもすごく大事ですけど、音で伝わることって絶対にあると思っていて。それは言葉にできないけど、音楽で絶対に届けられると思うので、僕はそれをちゃんと届けられるようなプレイヤーになりたいなと思っています。

SHUN  小学生の時に弾きたいと思ったベースが縁をつないで、今はFIVE NEW OLDのメンバーでいさせてもらっています。最近は、すべてがベースという楽器に出会ったからだと思っていて。これからも、ベースに真摯に向き合いながら弾くことが重要なんだと感じています。音楽は続けられるだけ続けていきたいし、ベースは一生弾いているんだろうなって。そして、その未来は楽しいのだろうなと思っています。

HIROSHI  できるだけ長く4人で音を出し続けることがバンドとして変わらない夢です。バンドもどんどんブラッシュアップされているので、2021年はひとつ大きな形として残したいですね。あと、自分は俳優など新しいことにチャレンジさせていただいているので、それを音楽に還元していきたい。僕はミュージシャンでもあるけど、やっぱり表現者なんだと再確認できた1年だったので。ライヴの中ではギターを持たない時間も増えてはいるのですが、最大限フィジカルを使って自分を表現する中で、あらためてギターと真摯に向き合いたいというマインドが芽生えています。というのも、表現者として、一番の理想は動かずして人を魅了すること。ギターを弾きながらだと、明らかに動きが制限されてしまう。でも、その中で人を説得して魅了して感動させるところに、次のステップがあると思っています。

―  最後に、これから楽器を始める人たちにアドバイスを。

WATARU  まず、楽器を始めたらとにかく楽しんで弾くことが大事かなぁ。弾きたくない時は弾かなくていいから、弾きたい時に弾いてくださいと言いたいです。

SHUN  楽器が上手くなるコツって、良いリスナーであることがすごく重要だなと思っていて。やっぱり、耳でいろいろなところを捉えられるってすごくポイントだと思うんです。あとはWATARUも言っていた通り、とにかく楽しむこと。楽しくないと続けられないと思うので、いい音楽を聴いていい楽器で弾いてください。それが楽器を始める人にとっては重要だし、すべてだと思うので、それを忘れないようにしてほしいですね。

HIROSHI  楽しむこと、と2人が言ってくれたことがすべてだと思う。あとは、カッコつけてやるっていうことです。自分が弾いた時にカッコいい音が鳴るってことは、イコール自分がカッコいいということでもあるので。すべてが自分をより高みへ持っていってくれるものだと思う。楽しむことがカッコ良くあることにつながると思うので、カッコ良さを忘れないで楽しんでもらえたらなと思います。

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FIVE NEW OLD
2010年兵庫県・神戸市にて結成。メンバーは、HIROSHI(Vo,Gt)、WATARU(Gt,Key)SHUN(Ba)、 HAYATO(Dr)。“ONE MORE DRIP”(日常にアロマオイルの様な彩りを)をバンドコンセプトに、R&B、ブラックミュージック、ゴスペル、AOR、オルタナティヴロックなどの要素を昇華させたワールドスタンダードなポップサウンドを展開。HIROSHIの歌唱力・英語力が高く評価されており、精度の高いサウンドメイクが幅広い層から支持を得ている。国内外のツアーバンドとの共演や有名フェスティバルにも出演。パンクバンドからキャリアスタートとした経歴を持っており、フロアを巻き込むライヴパフォーマンスと高い演奏力で日本を始めアジア各国でファンベースを広げている。2017年、「BY YOUR SIDE EP」でメジャーデビュー。これまでにフルアルバムを3枚リリース。2019年5月、香港・台湾・中国・タイ・日本にて計10公演のアジアツアー行う。2019年9月には全国14公演のワンマンツアーを実施。EX THEATER ROPPONGIにて自身最大規模のワンマンライヴを成功に収めている。
2021年4月7日にNEW ALBUM「MUSIC WARDROBE」を発売。全国11か所をまわるライブツアーも予定されている。
› Website:https://fivenewold.com/