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安定したシグナルとクリーンなサスティン: Fender Bends Compressor Pedalの秘密

安定したシグナルとクリーンなサスティンを生み出すコンプレッサーペダルの使い方

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コンプレッサーペダルを見過ごしているギタリストもいるかもしれませんが、間違いなくあなたのサウンドに大きな価値を付加してくれるでしょう。

ギタリストの多くは見過ごしているかもしれませんが、コンプレッサーは重要なエフェクターです。

見過ごされる理由は、コンプレッサー効果がリバーブやオーバードライブがギターシグナルにもたらす効果ほどには、はっきりと聴き分けられないものだからです。

コンプレッサーはボリューム・コントロールのようなもので、ダイナミクス・レベルをキープし、パフォーマンスを安定させるための重要なコントローラーです。

その中でも、Bends Compressorは、新たな境地を開くコンプレッサーで、トーンに影響を与えずにボリュームのばらつきを抑えます。

Bends Compressorはシグナルの強さを監視し、強くなりすぎた時に自動でシグナルのピークを抑制してくれます」と、フェンダーのプロダクトイノベーション担当のスタン・コーティは解説します。「トランスペアレンシーが高く、レスポンスも速いんです。シンプルな操作で思い通りのサウンドを作ることができ、動作も安定しています」

「シンガーがリズムギターのパフォーマンスを安定させたい時でも、ソロパートでサスティンを効かせたい場合でも、不要なノイズに悩まされることがなくなります」

スタンのチームはペダルの新しい全ラインナップを南カリフォルニアで開発し、Bends Compressorも、Marine Level ReverbPugilist Distortion等のストンプボックスのラインナップに加えられました。

Bends Compressorには、コントロール可能な1組のトランスコンダクタンスアンプが組み込まれ、コントロールシグナルから来るギターシグナルのボリュームにバリエーションを加えます。


 
 
 

「一般的なコンプレッサーはノイズが混じることがありますが、Bends Compressorには2つのコントロール可能なトランスコンダクタンス・アンプを組み込み、同時に動作させています」とCoteyは説明しています。「2つのトランスコンダクタンス・アンプをミックスすることで、ノイズをほぼ抑えることができるのです」

“Drive”と“Recovery”コントロールのダイヤルを調整することで、自分のプレイスタイルを補完する完璧なコンプレッションをかけられると同時に、サスティンを伸ばします。また、“Blend”コントロールはドライシグナルをミックスし、自然なピックのアタックを維持します。

クリーンなサスティンと安定したダイナミクスを維持する効果は、カントリー、ファンク、ジャズなどクリーンなトーンを必要とするジャンルで威力を発揮します。

「コンプレッションによるクリーンなサウンドは、オーバードライブと同様の効果が得られると、私は思います」とスタンは言います。「クリーンながら、伸びの良いサスティンを実現します。ピックでのプレイに豊かな表現を加えてくれるのです」

他のフェンダーのペダル製品同様、光り輝くアノダイズド・アルミケース、素早い電池交換を実現するマグネット付きバッテリードア、ペダル同士を密着させられるオフセットのインプット/アウトプット・ジャック、LEDバックライト付きノブなど、プレイヤーの使い勝手を重視した仕様でデザインされています。

コンプレッサーは自分のシグナル・チェイン上に加えるペダルとして最初に頭に浮かぶものではないかもしれませんが、間違いなく素晴らしい効果を発揮してくれるエフェクターです。Bends Compressorは、常にあなたのベストパフォーマンスを引き出してくれるでしょう。