#FenderNews / 2018 Limited Edition Meteora
Parallel Universeシリーズに新しく加わった、全く新しいボディシェイプを持つ "2018 Limited Edition Meteora"
2018年を通して、フェンダーは今までの伝統的なプロダクトのDNAを掛け合わせた、いくつかの革新的なプロダクトを "Parallel Universeコレクション" として発表しました。
物議を醸し出した "2018 Limited Edition Troublemaker Tele®"、Jaguar®とStrat®を組み合わせた "2018 Limited Edition Jaguar® Strat®"、Strat®にTelecaster®のアッセンブリーを搭載した "2018 Limited Edition Whiteguard Strat®"など、印象的なモデルを覚えているでしょう。
今回、全く別のコンセプトで製作された新しいギターが登場し、最も輝かしいギタリストの1人であるジム・ルートを混乱させています。そのギターは "Meteora"と呼ばれ、今までのフェンダーの歴史上に存在しなかったボディシェイプのギターです。
「普段弾いているシグネイチャーモデルとも、伝統的なTelecasterとは違うし、しかもちょっと変わったJazzmaster®の感じがするね」SlipknotとStone Sourで、その地位を揺るぎないものにしたジムは語ります。
「まるでスペースエイジの様なのに、レトロなフィーリングもある。アールデコのヴァイブかな？でも本当にバランスが取れているね。ライヴで使ってみたいよ！」
今まで、この "Meteora" は、フェンダーのギターデザインを担当するジョシュ・ハーストの夢の中だけに存在しました。
ジョシュは2011年からこのギターを夢見ていて、まるで子供の様にその製作に没頭していきました。
「父が友達とキッチンのテーブルを囲み"100万ドルのアイデアがある"といつも話していたのを覚えています。それを聴きながら子供ながらに"そんないいアイデアがあるなら、すぐに行動に起こすべきだ"と考えていました、そう僕がそれを設計するべきだと」
「最初のゴールは発明家になることでしたが、その過程でギターに可能性を見出したんです。誰もが人生の中で一度はギターを弾きたいと考えていると思い、進路を変更しました」
何年もの間ジョシュは研究を重ねました。ギターの歴史や、雑誌、そして既に販売されているモデルを見れば、彼が全く新しいものを生み出したことを理解できるでしょう。
彼は "Meteora"で、フェンダーの長い歴史に基づきながら、革命的なギターを作ることを考えていました。
おそらく、Parallel Universeシリーズの中で最先端のデザインである "Meteora" は、完全に新しいオフセット形状のボディに、60年代のJazzmasterを彷彿させるCシェイプのネックプロファイルを持っています。
また、ヴィンテージスタイルのリアピックアップと、Twisted Telecasterフロントピックアップは共にCustom Shop製であり、ブリッジは、評価の高いAmerican Professional Telecasterのブリッジに真鍮製のサドルを搭載したことで、正確なイントネーションと豊かなサウンドを奏でています。
Butterscotch BlondeのカラーとBlackのピックガードは、1952年に世間を驚かせたTelecasterのルーツを引き継いでいます。 「フェンダーにとって全く新しいギターを製作する際には、今まで馴染みのあるパッケージを使用する必要があると感じたんです。それにはTelecasterが最適でした。」
「より未来的で、角張ったデザインなど、様々なアイデアを試行錯誤し、デザインがまとまった後は、PCを使って処理を行いました。私は伝統を守りながら全く新しいものが作りたかったんです。この上なく未来的で、ここから発展していくものを」
ジョシュは、この "Meteora" によって、人々がより美しく、そして未来的なデザインを持つギターに興味を持つことを確信しています。しかし、それと同時にフェンダーらしいギターとして彼らのコレクションに加わることも望んでいます。
「私のゴールはこのギターがフェンダーの新しいプラットフォームになることです。とてもユニークなギターには違いありませんが、今までのプロダクトも彷彿させます。これから羽ばたいていくこのギターはきっと人々の注目を集めるでしょう」
